第7話:飛行艇に乗る権利を得る
<これは2015年02月02日に投稿したものを再編集した記事です>

前回、新生エオルゼア経験者の友達が再スタートを切ったことで、初のフレンドができた私。
わざわざキャラを作り直して1から付き合ってくれるとは思いませんでしたが、友達と歩むエオルゼアの冒険は楽しく、同時に心強いものでした。

冒険の内容は、進行具合を話しながらF.A.T.Eを巡ったり、ギルドリーヴやギルドオーダーの解放を教わって消化したり、討伐手帳を教えてもらって一緒に狩りをしたり、広いマップで見失って迷子になったりというもの。
しかし、そういう機会は決して多くはありませんでした。
私達は共に社会人で、異なる会社に勤め、異なる時間帯に働いています。
その関係上、互いのログイン時間が重ならないことが多かったのです。
くわえて、友達はアグレッシブに動く人物で1日かけて遠出することもあり、実際にエオルゼアで共闘できたのは数回だったと思います。
これが、リアルという名の壁です。
学生だったのなら学校で会い、エオルゼアでも会うことが約束されていたのに。
重ねたくもない歳を重ねてしまったせいで、私達の間にはいつしか見えない障害が出来ていたのです。
しかし、それでも誰かと一緒にゲームを楽しめている、そう思えたことで私のプレイは加速。
おかげでメインストーリーでは、「グリダニアでそれなりの冒険者」と称えられるくらいにまで成長しました。

この調子でいけば、「If Begegnung ソーセージ」や、「If Begegnung ふりかけ」といった商品が販売されるかもしれない。
そんなことを考えていた私に新たなクエストが発生します。
内容は、「飛行艇を使って、リムサ・ロミンサとウルダハの地を訪れ、各都市の代表者に親書を渡す」というもの。
メインの中でもポピュラーな、飛行艇解放クエストでした。

ついに、ついに違う都市国家へと移動できる。
しかも今回はクエストのため、飛行艇の使用が無料とのこと。
この機会を逃すわけにはいかない!!
◆
私がFF14を始めたのは、何度も言いますが一撃確殺SS日記というブログに影響を受けたからです。
そのサイトの管理人さんはグングニルサーバーにて、マイディーという名のキャラクターを作成し、現在もフリーカンパニー(FC)であるじょびネッツァを運営されています。
となれば、「今回の都市巡りで、マイディーさんやじょびネッツァの方々に会えるかもしれない!」、そういった希望を私が抱くのは必然でした。
◆
If「友達さん、飛行艇解放クエスト出たから、あのブログの人達に会ってくる!」
友達「やったね! いってらっしゃーい」
ちょうど先の友達がFF14をプレイしていたので、意気揚々と報告をして、私は走り出しました。
その時、
友達「あ、でも、もう深夜12時だよ? 今日って朝から仕事じゃないの?」
If「大丈夫! 1時に寝れば6時間は寝れるから!」
たしかに友達は心配してくれたのに、私はまともに取り合うこともせず、飛行艇に乗り込んだのでした。