第14話:あの頃の初心者さんは今・・・(後編)

前回のあらすじ。
バノック練兵所にて行われた弓の初心者講座に参加。
その終盤、カグラさんより紹介されて皆さんの前で話をすることになりました。
◆

完全に予想外の事態です。
もちろん話のネタなんて用意していませんし、そもそも詩人のことを語れるほどの腕もありません。
けれどなにか、なにか話をしなければ。
そう考えた私がまず至ったのは自己紹介。
とにかく話をする前にはこれですよね。

よし、OK!
これで密かにパニクってることはバレないはず。
あとは小学生時代に経験した、クラスみんなの前で夏休みの工作をプレゼンした時のことを思い出し、なんとか詩人のいいところを話せればパーフェクト。
大丈夫、出来る! 子供の頃に出来たことが大人になって出来ないはずがない!
しかして私は、とあることを見落としていました。
それは担任によって管理されていた、小学生の時には経験し得なかったもの。
されど、この講座の中でずっと目に見えていた脅威。
それは――

FCチャットからの野次!!
しまった、そうだった――

この3人がこの機会を逃すわけがなかった!
こんなどうやっても野次が目につく状態で、詩人のプレゼンは不可能。
そんなわけで私は、

ブログの告知へ!
自分の管理しているサイトの紹介なら慣れたもの。
さらにこのタイミングで、「いつか今日のことも記事にします」と報告。
この時、そっとURLを貼ってくれたココラテさんありがとうございました。
しかしながら当時、イシュガルドの記事をまだ書き終えていなかった私。
そのことを知っているうえに、当サイトの更新ペースをよく理解していたFCメンバーからは、

なかなか鋭い野次が飛んできていました。
ちなみにSSの日付から計算すると、今回の記事は講座が開かれてから約1年4ヶ月後に公開されています。
あえて言いますが、お待たせしました!
そうしてブログの宣伝が終わると、私的にはけっこう時間が経っていると感じたので、

〆。
うん、終わった。
なんか、あの、宣伝しかしてないけど、私の話は以上です。
いや、ほら、私1人で時間使いすぎてもあれですし。
きっとまだ前に出て話をする人もいると思いますからね、ここらへんで退いて枠作っておかないといけないような気もしますかr


逃げられませんでした。
ここにきてFCメンバーのアルチさんに追いたてられ、参加者の1人であるリリスさんに仕留められるイナゴ。
そんなわけで、

最後に真面目に、そして精一杯詩人のことを話してきた次第です。
自分の体験談にちょっとしたアドバイスを混ぜつつ伝えた、私なりの詩人の魅力。
それは、

今後絶対に聞くことが出来ない、とあるへっぽこ詩人の短い語りとなったのでした。
◆
私の話が終わった後、今度はリリスさんが指名されます。


ご覧ください、慌てている貴重なリリスさんです。
そんな彼女を追い立てる、

ブンヤの私。
マスコミさながらの強制撮影を開始します。

カグラさんの許可もおりましたからね、もうこれは公式に認められたRECですよ。
はたしてこの状況の中、皆さんの前でしっかりと話ができますかね!

出来てました。
これリリスさんの話の冒頭なんですが、「詩人のここが好き!」から語る完璧な掴みですよね。
どこぞの詩人はブログの紹介から入りましたからね、さすがです。
その後も順調に話を進め、

最後にこの〆。
堅苦しくなく、それでいてしっかりしたまとめ方。
かっこいいですね。

一方の私はマスコミごっこしてたら変質者って言われてましたよ。
おかしい、私もリリスさんと同じ吟遊詩人なのに!
いっておきますがこの動きは、あらゆる角度から対象を撮ることでベストショットを狙うという撮影者の基本行動ですからね。
中級者にもなると状況に応じてSS撮影とゲーム録画を瞬時に切り替え、たまにウィンドウを表示したり、非表示にしたりが出来るようになります。
私は本当に吟遊詩人なのでしょうか。

そんなこんなありましたが、講座は無事終了。
カグラさん、お呼びいただきありがとうございました。
そして、皆さんお疲れ様でした!
◆

先にも書きましたが、あれからもう1年以上の時が経ちました。
若葉マークをつけていた方は、今や立派な冒険者になっていると思います。
でも、だからこそ忘れてはならない大切なこと。
それはかつて行われたサスタシャ村1周年記念公演にて、前に立ったマイディーさんが言われたことです。
カテゴリ:私が歩んだイシュガルドの旅路 第35話:サスタシャ村1周年記念公演
1年前、何をしたいと思ってエオルゼアに来たのか。
今の自分はその頃の自分に胸を張れるか。
本当にやりたかったことを、ちゃんと出来ているか。

サスタシャ村出身じゃなくとも、共感出来る部分は多いはずです。
そして出身者である私達も、今1度過去を振り返ってみてはどうでしょう。
あのサスタシャ村1周年記念公演からまた時が経ちました。
舞台は蒼天のイシュガルドから紅蓮のリベレーターへと変わりました。
あなたは今、エオルゼアを始めた当初の自分に誇れる姿でいますか?

どうでしたかね。
それでは今後も、楽しいエオルゼアライフを。