第8話:きっかけをくれた方々に会うため(前編)
<これは2015年02月07日に投稿したものを再編集した記事です>

前回、飛行艇解放クエストに辿り着いた私は、新生エオルゼアを始めるきっかけをくれた方々に会うため、勢いよく走り出しました。
しかし、時刻は深夜12時過ぎ。
7時に起床して仕事に行くことを考えると、1時には就寝したいところ。
つまり、タイムリミットは約1時間。
その間にじょびネッツァの方々を見つけることは、けれど難しいことではありません。
なぜなら、じょびネッツァのたまり場は、一撃確殺SS日記内で紹介されているからです。
私はその記事を新生エオルゼアを始める前に読み、知っていました。
これなら未踏の地であっても問題はありません。
マイディーさん達のいる都市国家、大まかな場所の地形はすでに記憶済み。
1時間もいりません、30分で十分です!
◆

そうしてまず訪れたのは、リムサ・ロミンサでした。
斧術士、巴術士のスタート地点であり、エオルゼア近海の制海権をほぼ手中に収めている海洋都市。
海と空に挟まれた街並みは解放感に満ち溢れ、人々の心を今日も高揚させます。
特に高所から眺める景色は格別、是非とも1度ご堪能あれです。
ちなみに、この都市にじょびネッツァのたまり場があります。
けれど、その前に仕事をしなければなりません。
今回のクエストはリムサ・ロミンサとウルダハを巡り、都市の代表に親書を渡すというもの。
これを蔑ろにしては冒険者失格もいいところ。
じょびの方々に会うのは、それらをきっちりかっちり済ませてからです。

さっそく私はリムサ・ロミンサで提督をしている、メルウィブ・ブルーフィスウィンなる人物と会い、親書を渡しました。
グリダニア出身者からすると恐ろしいまでに長い名前です(グリダニアの代表はカヌ・エ・センナさん。短くて覚えやすい)。
「たぶん、一生フルネームを覚えることはないけど、グリダニア出身だからいいかなぁ」、とか思っていたらイベントが終わっていました。
いや、かっこいいんですけどね。
ちょっと長いというか、小さい「イ」が入り過ぎてて覚えにくいというか。
ためしに小さい「イ」を抜いてみたら、メルウブ・ブルーフスウンになったので、これなら覚えられそうと思った次第です。
ともあれ、これでようやくじょびネッツァの方々に会いにいけます!
◆
まだFF14を始めていなかった頃、一撃確殺SS日記で見るじょびネッツァの記録はとても楽しそうで、眩しく見えました。

私もあんなふうに新生エオルゼアを楽しめるだろうか?
初のFF作品、初のMMORPG、ギスギスオンライン。
期待と不安に押しつぶされそうになりながらも、一歩を踏み出して私はエオルゼアに来ました。
そうして実際にプレイした結果は、良い事ばかりではありませんでした。


でも、けっして悪い事ばかりでもなかったのです。


だから、ここまで歩いてこれた。
これからも歩いて行こうと思えた。
その最初のきっかけをくれた方々に、当時の私は会うために、

リムサを後にして、ウルダハへと向かったのでした。
えぇ、そうです。
勘違いしていたのです。
当時の私はじょびネッツァのたまり場があるのは、ウルダハと思い込んでいたのです。
冒頭に、「マイディーさん達のいる都市国家、大まかな場所の地形はすでに記憶済み」とか書いてますが、それは記憶違いだったのです!
こうして私は、じょびネッツァのたまり場を一撃確殺SS日記で再確認することもなく、盛大な勘違いとともにウルダハへと旅立っていくのでした。