第25話:初見24人で行くラバナスタ(後編)

前回のあらすじ。
イナゴは出荷よー。
◆
統制者ハシュマリムを撃破。
次の戦闘はまたも雑魚戦だったので楽勝でした。
なんか麻痺を付与する小賢しい攻撃とかしてきましたが、なにも問題ありません。
そう、詩人ならね。

パーティーメンバーにたくさん麻痺の人がいるのに、迷わず自分に時神のピーアンを使う詩人の鏡です、お納めください。
しかし、この数秒後――

再度、麻痺付与攻撃。
本当に小賢しい敵ですね!
◆

雑魚敵を蹴散らした私達は次に地下へと移動することに。
ついにモンスターだけでなく、フィールドそのものが私のクールビズコーデを否定してきた感が否めませんが、そういう場所なんだから仕方ない。
場所に対して怒るとか光の戦士にあるまじき行為ですからね、イナゴは冷静ですよ。

えっ、水路?


イナゴ、マジ切れです。
びっちょびちょですよ。
苦労して取ったコートなのにびっちょびちょ、クリーニング代を古銭で請求したいです。
◆

水路を越えた先に待ち構えていたのは、人馬王ロフォカレ。
またなんかショッカーに改造されてる感じがしますね。
人+馬+車って盛りすぎですよ、あんまりにいろいろな要素を入れちゃうとかえってダサくなるというのを知らないんでしょうかね。
私みたいに、私みたいに。

もう外見でどんな攻撃がくるかばれちゃってるんですけど、かわいそう。

違うゲームの話題にもされてるんですけど、本当かわいそう。
そんな中、戦闘開始。
とはいえ、外見でどんな技がくるかばれてる時点で怖くない。
間違いなくラバナスタで最弱の敵でしょう。

案の定やってきた突進攻撃。
しかし、ターゲットされていなければこの通り。
がら空きになった背中が丸見えですよ!

あっ、ちょっと待って、それはやめて。
突進後に振り向いて前方範囲攻撃は予想外。
この後、再度プロメテウス状態に陥った私は逆の方向へと走り出し、ばっちり喰らってしまいます。

突進メインの攻撃ばかりかと思いきや、意外に多彩。
伊達に王を名乗っているわけではないようで、

なにも知らない私達は、もはやお馴染みのように転がるのでした。
しかし、24人の心は折れない。
何度全滅させられようと、我ら意気軒昂。
これまで通り、勝つまで戦います。
と思っていたのですが、ここで恐れていた事態が。

そう、時間切れです。
気付けば残り10分を切っていました。
けれど、進行度はまだ6/9。
これでは、とても攻略出来そうにありません。

それでも奮戦を続ける光の戦士達。
ラバナスタ攻略は時間的に無理。
でも、こいつを倒すことは出来るかもしれない。

刻一刻と過ぎていく時間。
されど、英雄達は戦うことをやめない。
そして、残り2分30秒になった頃――

何度目かの全滅。
もはや、これまで。
ついに画面にはギブアップ投票が表示されます。
そんな中、

1人ロフォカレに向かっていく光の戦士が。
なんて馬鹿な人、24人で挑んで勝てなかった相手に1人で行ってどうするのです。
でも、そういう馬鹿――嫌いじゃない!!

イナゴ、加勢します。
しかし、その勇姿に惹かれたのは私だけじゃない。

その後も続々と加勢する光の戦士達。
意味なんてない。
勝てるはずもない。
ただ、もうすぐこの時間が終わるから、最後の最後まで楽しんでいたいと思っただけのこと。
そうして、

私達の初ラバナスタは終わりを迎えたのでした。
◆
結局ラバナスタ攻略は出来ませんでしたが、私的にはそれでも良かったと思っています。
こういう企画で、24の身内で、実装されたばかりのアライアンスレイドに参加出来た。
これまで経験していなかったことを、今回することが出来た。
それだけで私は大満足、おかげでまた1つエオルゼアでの思い出が増えました。
参加された皆様、動画配信された方々、そして企画発案者のロペさん、

本当にありがとうございました!