第60話:アクキー奮闘記⑦「別れの味は」

前回のあらすじ。
マエルさんだけでなく、アルチさんにも顔を覚えられたようです。
◆

もう飲んだくれるしかない。
しかし、お酒を飲む元気はないのでオレンジジュース。
ちなみに最終確認としてアルチさんにDMであれこれ聞いてみたところ、

確実に私を捉えていたことが判明しました。
まさに一生の不覚、時代が時代なら切腹ものです。
染みる、ジュースが染みるぜよ!
そういえば水分補給とか気にせず動いてた、危なかった。
皆さんはちゃんと体の水分を気にかけてくださいね。
まだまだ暑い日が続くと思いますので、そのへん怠ると本当に倒れますよ。
いやぁ、それにしてもやらかしの多い日でしたね。
改めてちょっと書き出してみましょうか。

・ネカフェ見つからず新宿放浪
・ホテルのチェックイン時間見誤り
・お隣サークルへのスケブテロ
・リアルマエルさん勘違い
・サークル撤退時間見誤り
・二千円札騒動
・一方的にアルチさんに素顔バレ
どうですか、この濃厚さ。
引き籠りにとっては胃もたれするレベルの経験の山。
でも、じつはこれで終わらなかったんですよ。
なんと部屋で荷物整理してたらですね、

大量のヒヤロンが出てきましてね。
「そういえば差し入れ用に京都駅で買ったなぁー」なんて言って、遠い目をした次第ですよ。
あの夜、友情と絆の重みに汗を流して苦しんだというのに、この有様。

まぁ、あんなことがあったら、ヒヤロンのことを忘れても仕方ない。
それどころじゃなかったもの。
私自身がヒヤロンみたくなってたもの。
・差し入れヒヤロンの忘却
これ追加ですね。
もう今日濃過ぎ、寝る!!
◆

おはようございます、2回目の東京の朝です。
昨夜は普段に比べてだいぶ早く寝ました。
やっぱり心身ともに疲れていたんだと思います。
さて、普通ならここから東京散策となるのかもしれませんが、生憎と私にその予定はありません。
あんなキャリーバッグを引きずりつつ、炎天下の中を長時間歩くとか自殺行為ですからね。
どうせまた新宿の時みたいに、目的地が見つからず難民みたくなるのがオチですし。
なので今日はもう出来るだけ寄り道せず、真っ直ぐ帰ります。
しかも行きの深夜バスで節約した分、豪勢に新幹線でね!
でもその前に、午前10時前にチェックアウトを済ませ、ホテルのレストランで朝食をいただくとしましょう。

先日は命の危機を感じて優雅とはいきませんでしたが、今日は大丈夫。
フロントで手続きを済ませて、いざレストランへ。
ふはは、午前中から繰り出されるメシテロの数々に震えるがよい!

ちなみに、こちらがそのレストランことジョージタウン。
そして、

ここに書かれているように、モーニングブッフェは10時まで。
そのため10時ぎりぎりにチェックアウトを終えて足を運んだ私の目には、「準備中」という札がかけられたレストランの入口が待っていました。
「メシテロの数々に震えるがよい!」と意気込んだ矢先、ショックでぷるぷると震えるイナゴ。
おかげで当時写真すら撮れませんでした。
◆

東京最後の朝だというのに気分下々。
仕方ないじゃないですか、身支度を整えて10時前にチェックアウトを済ませ、意気揚々とレストランに向かったら10時までとか、辛過ぎるじゃないですか。
もうすっかり胃の中はホテルのモーニングブッフェ歓迎ムードだったわけですよ。
なんならレストラン前で、ランチブッフェの11時30分まで待機してやろうかと思うほどでしたよ。
しませんでしたけどね!!
結局、駅のすぐ近くにあるコンビニでタマゴサンド買って食べました。
それすらも写真ないんですけどね、相当ショックだったんでしょうね。
前日あんなことがあったうえに、次の日の朝からこの仕打ち。
そりゃあ写真なんか撮影してる余裕ないですとも。
なんで東京まで来てこんなテンション低めで帰らなきゃいけないんですかね!?


というわけで着いたのは品川駅。
ここから新幹線に乗って京都駅に着けば、あとはもう慣れたもの。
しかし、暗い気持ちのまま旅を終わるのはよろしくありません。
せっかく東京まで来たんです、最後くらい笑いましょう。
そのために私が立ち寄ったのが、

品川駅内部にある、バル マルシェ コダマです。
こちら生ハムの食べ放題が出来ることで有名なお店ですが、当時の私にそのような知識は皆無。
そのため、

普通に肉を貪りました!!
とても美味しかったのですが、バケットという普段口にしない高級品で口の中を切りました。
まさかあんなに固いとは思わず、ちょっと大きめにカットして無理やり口に捻じ込んだのがよくなかったですね。
おかげでバケット(血液味)です。
とうとう最後に怪我までしてしまいましたよ?
◆

食後は運動もかねて品川駅内をうろうろ。
その時にお土産を購入し、新幹線のホームへと無事到着。
あとは乗り込んで京都駅まで行き、そこから地元の駅に帰るのみ。
長く続いた東京出張編もいよいよフィナーレ。
皆様、このシリーズは楽しんでいただけましたか?
初っ端から生憎の天候に見舞われ、京都でもいろいろあり、東京では例の事件が勃発する今回の出張記録。
当時は相当にへこんだものですが、1年経てばご覧の通り笑い話ですよ。
皆さんもエオルゼアで知り合った方とリアルに会う――なんて機会があるかもしれませんが、準備万端で行ってくださいね。
くれぐれも私と同じような悲しみを背負うことのないように。
とはいえ、

かけがえのない思い出をたくさん得られた遠出でした。
それら全部を持って、イナゴは家に帰りたいと思います。
さようなら東京、また会う日まで。
願わくば、今度はもう少し平穏な出張でありますように。

◆

さて、今回の記事のSS撮影にはマエルさんの所属するFC:UMAの方々、それから私が所属するFC:LAの方々に出演してもらっております。
皆様、ご協力ありがとうございました。
おかげでこの記録を記事として紹介することが出来ました。
ちなみに出演者のほとんどは、「自分がどういう役で出るのか」ということを知らずに、撮影のほうご協力いただきました。
なのでブログを確認してはじめて、「あ、自分はこういう役で撮影されていたのね」と理解出来る仕様だったわけです。
どうしてそんなことになったのかというと、これはもうノリでそうなったとしか言いようがありません。
準備の段階でUMAのFCマスターこと、モルトさんとDMでやり取りをしてたんですけどね。
どこかで「これ、秘密で撮影したほうが面白いのでは?」という感じになったんだと思います。
うん、あくまでも思いますですからね。
FCマスターを責めることのないように。
SS撮影して記事を書いたのは私なので、苦情のほうはイナゴにお願い致します。
最後に、出演してくださったUMAおよびLAの光の戦士達に重ねてお礼申し上げます。
本当にありがとうございました!!

アクキー奮闘記①「ラノベ化待ったなし」

アクキー奮闘記②「隣町のちょろいイナゴ」

アクキー奮闘記③「拒むものたち」

アクキー奮闘記④「企むイナゴとウマ」

アクキー奮闘記⑤「やらかしin東京」

アクキー奮闘記⑥「追撃の君」


アクキー奮闘記①~⑦

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次回、現カテゴリの最終回となります。
それに伴い、これまでのような火曜日の深夜更新ではなく、水曜日の夜更新に戻ります。
お察しの通り、漆黒のヴィランズ用にと書いておいた記事のストックがなくなったんです、仕方ないね!!