第20話:もう1度冒険者として
<これは2015年03月17日に投稿したものを再編集した記事です>

前回のあらすじ。
LSの雰囲気にも慣れてきた私はしかし、サスタシャ村以降メインストーリーを進めず、与作となるのでした。
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「タコタンをクリアしましたー!」
「ナウフォー行ってきます!」
そんな発言が流れ、今日も賑わうLS。
そんな中、「タコタンってどこ? ナウフォーってなに?!」なレベルの私。
いけない、与作ばかりしてメインストーリーを進めていないから分からない。
このままでは、このままでは、置いて行かれる!

そうは思いながらも伐採をやめられない私っ!
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新生エオルゼアの世界には弓術士のようなモンスターと戦う戦闘職、鍛冶師のように素材を使って物をつくる生産職の他に、もう1つ職があります。
それがギャザラーと呼ばれる、フィールドで素材を集める採集職です。
私はその中の1つである園芸師にどっぷりはまりました。
園芸師はフィールドの植物などから素材をはぎ取るのが仕事。
手に入る素材は木材や果実の他に、作物や昆虫となかなかに面白いです。
しかもこれらの素材はマーケットに売りに出すことが出来ます。
その時に活躍するのが、リテイナーです。

リテイナーとは、プレイヤーが雇用する売り子さんのことで、アイテムの販売を行ってくれます。
また、アイテムやお金を預けておくことも出来るうえに、装備を充実させてアイテムの調達に向かわせることも可能と、冒険者をサポートしてくれます。
私はサスタシャ村よりも前にリテイナーを雇用していましたが、当時は売れるものがなかったため、本格的に利用しだしたのはこの時期です。

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そんなわけで、フィールドで素材を採取し、リテイナーにそれを売ってもらうという冒険者(?)なプレイを楽しんでいた私。
高価な品物は取り扱っていないので収入はそれほどでしたが、ちょこちょこ稼ぐのもまた良いものです。
しかしこのままでは、このままではいけない。
冒険者じゃなく、ただの農民になってしまう。
そのうち弓ではなく、クワとか持ち始めちゃう!
そんな時でした。
「イフさん、よかったら一緒にI Dへ行きませんか?」
そう声をかけてくれたのは、サスタシャ村で出会ったルージュさん、ラキさん、フェイトさんでした。

「このままではー!」と言っていた私、もちろんこのお誘いに乗っかります。
なにかを一緒にしませんか?――そんな誘いを受けて素直に嬉しかったのです。
おかげで私は再び弓を持つことが出来ました。
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誰かを誘う、というのは少し勇気がいることだと思います。
「断られるかもしれない」というのはもちろんですが、それ以上に「相手にとって自分の誘いが重しになるかもしれない」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。
そんな時は「行きませんか?」の前になにか一言、たとえば「よかったら」という言葉を付けてみてください。
こうすると、「よかったら行きませんか?」となるため、「あなたの都合に合わせますよー」ということを暗に伝えられ、相手も返事しやすくなると思います。
また、誘いを受けるのは平気でも、それを断るのは苦手という方もいるのではないでしょうか。
そんな時は「今日は予定があります」の前に少し、たとえば「ありがとう、でもごめんなさい」という言葉を付けてみてください。
「ありがとう、でもごめんなさい。今日は予定があります」少し長いですが誘ってくれたことに対する感謝と、断ってしまうことへの謝罪を第一に相手に伝えることが出来ると思います。
エオルゼアの世界は文字でのコミュニケーションが基本です。
だからこそ、言葉足らずになることなかれ。
ごめんなさい、ありがとう、そんな当たり前の言葉を少し付けるだけで、発言はより丁寧に、まっすぐに伝わるものです。
だから、皆さんから誘われた時、私は言いました。
「ありがとうございます! 是非とも行きます!」
誘ってくれたことに対する感謝と、一緒に行きたいという切望の言葉を。
◆
上記のお誘いを皮切りに、皆さんとは定期的にI Dを巡ることに。
それならばと私も冒険者として再起します。
もっとも、与作をやめたわけではありません。
与作をやる時は与作、I Dに行く時はI Dといった感じです。
こうしてゲーム内での生活にメリハリを得た私は、まだ見ぬI Dを解放するために未踏の地へと旅立ちます。
しかし、そこで待ち受けていたのは厳しい現実なのでした。
|ー゜)
ソーランソーランのところで、思わず笑っちゃいましたw
とても読みやすくて、大好きなブログです。
楽しく読ませていただいておりま~す。
Re: |ー゜)
ふおぉ、ありがとうございます!
暇つぶしにでも読んでいただければ幸いですw
これからもSSの編集頑張りますね!