第20話:久しぶりに生臭い②

前回のあらすじ。
超久しぶりに漁師を再開し、ヤンサコイを釣るためにヤンサへと向かいました。
◆

そんなわけでやってきた夜のヤンサ。
餌である赤虫はマーケットで購入したて。
フィールド的にも餌的にもグランダー武蔵よりは釣りキチ三平なイナゴ。
それでも平成生まれとしてグランダー武蔵を推していきたいところ。

さて、前回は釣竿を握ることなくレベルアップしましたが、今回は違います。
見せてやりますよ、これが光の漁師が繰り出す渾身のキャスティングです!!


あれ、キャスティング出来ない。
え、なんで・・・パッチ前のバグ?


えー、どうやらここは川ではないようですね。
張り切ってご飯まで食べて来たのに、まさかのフィールドチョイスミス。
いやぁ夜でよかった、昼間だったらヤンサの人に奇異な眼差しを向けられるところでしたね。
「あの光の戦士、変な服装で水辺に佇んでるんだけど」みたいなね、英雄にあるまじき痴態を晒すところでした。
◆

気を取り直して小川でフィッシング。
さっきの田んぼの前で佇む姿もアレでしたが、この画もなかなかパンチ効いてますね。
小川で釣りを楽しむ光の戦士なんですが、どう見ても今日の食糧に難儀してる遊牧民ですもんね。

まぁでもね、大事なのは外見じゃなくて中身ですし。
ここでバシッと標的であるヤンサコイを釣って名誉挽回ですとも。

今晩のおかずなし!
記念すべき1発目のアタリを逃しました、もう駄目かもしれない。
い、いや、それでも私は釣り竿を握る――光の戦士は諦めが悪いんですよ!


ザリガニとマスしか釣れない!!
もしかしてこの小川にヤンサコイいないのでは?
言われてみればコイが生息するにしては川が小さ過ぎる気がしないでもない。

というわけでフィールドチェンジ。
あんなショボい川じゃ話になりません。
なんせコイって大きいですからね、マスとかザリガニとはレベルが違う広大な場所に住んでいるはず。

はい、広大な川にやってきました。
ここならコイがいるはず、百歩譲ってマスもいるでしょうがザリガニはいないはず。
釣りの世界において余分な獲物を1匹排除出来るのは大きい。



大胆なキャスティングで早々にいいアタリ。
何気に船の上からやっているので、これはもう実質オーシャンフィッシング(川)ですね間違いない。
パッチ5.2を先取りしたその結果、当然のように釣り上げるは――

マスでした。


マスしか釣れなくなった。
なるほど、私の釣りはザリガニかマスの二択だったわけですか。
はいはい、分かりましたよ。

餌が悪いこれ!
こんだけやってザリガニとマスしか釣れてないのはおかしい。
きっと赤虫にはそういう呪いがかかっているに違いない。
というわけで、

ミミズ買います!
ちなみにこのドバミミズも普通にショップで売っているそうですが、プレイヤー間の経済に潤いを与えるためマーケットで買いました。
プレイヤー間の経済に潤いを与えるためマーケットで買いました。
◆

そんなわけでミミズでリベンジ。
やっぱりね、川釣りならミミズですよ。
赤虫とかいう変な虫使ってるからいけなかったんですきっと。
だいたい赤虫って何? どこ中出身だよ。

ご覧よ、このマスとは違うアタリを!
竿のしなり具合が大物を予感させます。
やっぱりコイは引きが違いますからね、引きが。

サーモンでした。

え、あれっ、レベル70?
私の漁師レベルは66なのに、70の魚とか凄いのでは?
4レベルも上の魚を釣り上げてしまうなんて、これはグランダーイナゴとして才能を感じずにはいられない。
でもその才能で今はコイを釣りたい。


ザリガニ、マス、サーモン・・・。
そろそろコイが来てもいい頃合いのはず。

しかし、頑なに釣れるマス。
赤虫でもミミズでも釣れるとかマジ厄介者。
とはいえ、釣りの極意は待つことにある。
これにスキルを組み合わせ、ヌシさえも釣り上げるのがエオルゼアの漁師。
私もその端くれならば、コイの1匹くらい引っ掛けられるはず。

もう何度目かも分からないフッキング。
しかし、このアタリはマスでもなければサーモンでもない。
そう、これこそは――お目当てのアタリ!!

やりました、ついに念願のヤンサコイをフィッシュ。
これで今日の補給品調達は達成したも同然ですが――どうせならHQが欲しい。
ここでイナゴらしい強欲さを発動。
これだけ時間をかけたのだから相応の成果が欲しい。

ということで引き続きフィッシング。
突如始まったHQヤンサコイが釣れるまで帰れまテン。
けれども1匹釣ったからか、順調に釣れ始めるヤンサコイ。
これはもうHQも時間の問題ですね。


随分明るくなってきました。
ちなみにHQヤンサコイはまだ釣れてません。

あ、でもこの挑戦中にレベルが上がりました。
ご飯も忘れて夢中で釣ってましたが、いつの間にか67ですありがとうございます。

そんなこんなありましたが、お昼頃にようやくフィッシュ。
その間にマスやサーモンはもちろんですが、ナマズなんかも釣れて所持品が圧迫されております。
もうすっかり生臭い体のイナゴ、虫なのに魚臭さが漂うというギャップに萌えずにはいられませんね。
そんなわけで漁師を存分に楽しみながらレベルを上げているわけですが、次回それを台無しにする事件が発生します。