第29話:まさかのセミコーデ(後編)

前回のあらすじ。
セミコーデのために極シタデルをクリアしました。
◆
練習に練習を重ね、なんとかシタデルに勝利。
これで染色可能なAF4の脚装備が手に入る。
――わけではない。
なぜなら報酬の装備はロット制。
さらに脚装備が出るかは運次第。
もしも報酬装備で手に入らなければ、クリアした際にもらえる大将軍の彫像というトークンを5個集めなければなりません。
ちなみに、1回のクリアで入手出来る大将軍の彫像は2個。
つまり最悪の場合、極シタデルを3周しなければならないわけですね。

わけですね、ってさらっと述べましたが、そんなの冗談じゃないですよ。
巷では「極シタデルはちょうどいい難易度でワロスw」とか言われてますが、ライトまったりエキルレ専門光の戦士にとっては高難易度は難しいんです。
文字通りなんです。
なので3周することになったらセミコーデしません。
その場合は自粛ムードに便乗して、「イナゴの休日」という記事をお送り致します。
昼に起きてご飯食べてゲームして、晩ご飯食べてお風呂入ってゲームする大スペクタクルですよ。
全米は泣かないけど親が泣く真実の物語。
乞うご期待!!



はい、3周しました!
深夜3時くらいまでかかりましたが、3周しました!!
ちなみに3周するに至った経緯は、1回目のクリアでロット負けし、2回目のクリアで脚装備が出なかったからです、本当にありがとうございました!!!

やっとの思いで染色可能なAF4の脚装備を入手。
これで残るコーデ部位は頭、腕、足の3つ。
とはいえ、頭はもう決まっています。
おそらく皆さんもピンときているのではないでしょうか?
今回の胴は新式装備、新式装備の胴は一見ドレスっぽい。
ドレスっぽい服装で頭につける物といえば1つしかない。
そうだね、

シルクハットだね!
かつてダン・スカーで手に入れた際に取っておいたディアボリック・ヒーラーハット 、ついにこれを使う時がきました。

が、染色不可!
今回なんか装備に裏切られてる気がする、お前もブルータスかって感じがする!!
しかしながらご安心を。
なんとこちらの装備、外見そのままで染色可能な物がマケボで買えるようになっております。
調べてみたらパッチ5.0で追加された新式装備らしいです。
よもや現在の新式装備と過去の新式装備を合わせることになろうとは、セミの私はセンチメンタリズムな運命を感じずにはいられない。
さっそくマケボを覗いて購入しましょう。

が、出品なし!
さすがはヒーラー界のお洒落装備。
数多のコーディネーターが買い求め、完売御礼というわけですか。
それか引くほど需要がなくて、売れないから出品されていないのか。
おそらくは前者ですね、間違いない。
しかし困りましたね、ドレスにシルクハットはケーキにイチゴくらい当たり前の組み合わせ。
これを崩すのはとても難しい。

イナゴ閃きました、売ってないなら作ってもらえばいいんです。
大丈夫、金はあるんや!

ということで素材を買い集め、フレンドのアーサーさんに帽子制作をお願いすることに。
ちなみにこの方は、

前回の記事にもちゃんと登場されている戦友の1人だったりします。
あの時に加えて今回もお世話になりました、アーサーさんありがとうございました!
◆
そんなこんなありましたが、今回のセミコーデついに公開。
これがヴェルさんの新式装備を含んだ私の白魔です!



如何でしょうか!!
帽子と新式装備は赤に染色し、それを引き立たせるため脚部から足は暗めの色へ。
杖は全体の色に沿うように暖色を灯す物を採用。
では頭から解説です。

まずはアーサーさんに制作していただいたミーン・ヒーラーハット。
ドレスと同じお洒落装備と思われるかもしれませんが、これには幾多の戦場を越えてきた証である傷が入っているんです。
そう、ダメージジーンズならぬダメージシルクハットなわけです。
上品な貴族感だけでなく、歴戦の戦士感もちゃんとアピール出来るステキ装備。
裁縫師の皆さん、マケボに出せば億万長者も夢ではありませんよ(当サイトは一切責任を負いません、自己責任で制作&出品してください)。

続いてはご存知、ヴェルさんよりいただいたネオイシュガルディアン・ヒーラートップス。
元は純白でしたが、ここは思い切って赤に染色。
なぜなら求めたのは柔らかな印象ではなく――強い刺激。
今回のコーデ随一のお洒落装備ではありますが、だからと言ってセミコーデは可愛いままには致しません。

そんな新式胴に合わせたのが、イコンクロス・ヒーラースリーヴという腕装備。
袖丈の短い新式の胴装備に被せることで、なんと指先まですっぽりお洒落に。
これにより普段目にしている新式胴を一風変わった装備に見せております。

脚部はもちろん、極シタデルを乗り越えた証のアイディアル・エーベルスカート。
外観は白魔のAF4と同じですが、こちらは染色可能ということで黒に染色。
上記でも述べましたが、煌びやかな赤色をあえて捨てて頭、胴、腕の装備の引き立て役になってもらっています。
しかしながら、AFのデザインの良さは色を暗くしても健在ですね。

続いて紹介するのは足装備であるキリムヒーラーブーツ。
こちらも色は暗めに、けれどスカートよりは目立つよう染色。
さらに独特な装飾部分が脚装備の丈にぴったり合う位置で見えるため、より存在をアピール出来るブーツとなっております。

最後を飾るのはリテイナーから引っ張り出したチークケーン。
現在の白魔武器が風見鶏みたいなので、このコーデに合う物を急遽用意。
赤い光を灯す宝石部分が今回のコーデとベストマッチする一品。
◆

というわけで、今回のセミコーデでした。
ちなみにこちら、最初はもっと暗い赤で染め上げておりましたが、FCメンバーからの助言により明るい赤に変更しております。
くわえてこのコーデの第一印象は以下のような感じでした。

ハブられてないわ、むしろ主演だわ!

オノボリさんじゃないわ、生まれも育ちも東京だわ!!
ともあれ、今回のセミコーデは大成功と言わざるを得ない。
なぜなら、私が気に入っていますからね。
これぞ依頼もコーデも自分でやった者の特権。
なのでしばらくは白魔だけど赤いイナゴをよろしくお願いします。