第38話:オフ会参加録⑧「沖縄仕様からの最終準備」

前回のあらすじ。
ダイエット開始&アルチさん専用名札作成開始。
◆



しかし、やると決めた以上はやるのが創作者。
ちなみに、この注文以前に完成していたアルチさんの名札がこちら、

かわいいですね。
しかし、かわいい外見に騙されて近づくとヘッドショットをしてくるので要注意。
ちなみに「DPS」の発音は地球防衛軍の「EDF」と同じです。
さて、このデザインに注文の品々をただ追加するだけでは面白くない。
どうせならアルチさんもちょっと作り直したいところ。

そんなわけで表情を変更します。
DMでは「ハブに飲まれているアルチさん」とのことでしたが、調べてみたところハブはアナコンダのような巨大蛇ではないので、「ハブに噛まれているアルチさん」でいくことに。
さて、どうしたものか。
ハブに噛まれているのなら、呑気な顔で「DPS!」なんて口ずさんでいられません。
そんな沖縄県民がいたら「頭の中ハイビスカスかよ」って話です。
ということでアルチさんの表情は、アウラ♀がしちゃいけない表情にしましょうかね。

しました。
何度も言いますが、ハブに噛まれてるわけですから。
そりゃあね、こんな表情にもなりますよ。
ちなみに、

アルチさんを噛んでいるハブはこんな感じ。
頭の形がまさに毒蛇のそれ、これには光の戦士もタジタジです。
◆
アルチさんとハブに続いて描くのはマングース。
けれども、マングースってどんな動物かいまいちピンとこない。
イタチみたいな感じという記憶はあるのですが、ちょっと大きかった気もする。
というわけで、

出来ました。
可愛いですが、口から覗く鋭い牙が獰猛な生物であることを物語っております。
ハブどころかコブラにも勝る生物というのも納得ですね。
◆
さぁ、どんどんいきましょう。
続いて描くのは、ちんすこう。
そもそもこれが何なのか京都在住の私には分からないわけですが。
「下ネタじゃないよね、大丈夫だよね?」と画像検索してみたところ、お菓子であることが判明しました。
申し訳ありませんでした、私の心が汚いばかりに初のR18記事になるところでした。
とはいえ馴染みのないお菓子なので、検索で出てきた画像を見ながら描くことにします。



気持ち悪いものになっちゃった。
なんか深海の生物みたい。
どうしよう、オフ会で英語の教科書みたく「これは何ですか?」って聞かれても困るし。
んー・・・、

これでよし。
こんな感じに注文の品を描き足していったわけですが、それを1つ1つ取り上げていくと長くなるのでこのあたりで省略致します、ご了承ください。

◆

なんやかんやあって首里城にまで手を付け、

アルチさんの名札が完成。
1人だけ超豪勢、FCメンバー贔屓してしまいましたね。
首里城前でハブに噛まれるアルチさん。
その光景に海ブドウとちんすこうを持ったマングースもびっくり。
傍らには「守れなかった」と後悔に暮れるシーサー(シークワーサーではない)。
そんな悲劇を尻目にアルチさんの「愛」のために激闘を繰り広げるゴーヤとパイナップル。
添えセリフの「あぎじゃびよい!」は、沖縄の方言で「やべぇ!」って意味の言葉だそうです。
いやぁ、いい仕事が出来ました。
この名札をつければオフ会で人気者間違いなし、本人はイナゴに感謝するように。
そんなこんなで長かった名札制作ですが、

ついに全員分が完成!
私の仕事はこうして終わりました。
ご協力いただいた方々、ありがとうございました。
モピーさんの的確なアドバイス、制作経験者であるマエルさんからの情報、期限をきっちり守ってSSを送ってくれた参加者の皆さん、心より感謝申し上げます。
本当にいい経験が出来ました!!!
◆
名札制作やイナザップを経て、気付けば迫りくる出発の日。
伴って準備も最終段階。
遠出の荷物を預かるのは、

東京でもお世話になった破格のキャリーバッグ。
その中に詰め込むのは着替えや充電器はもちろん、

東京の時に使用したショルダーバッグも入っています。
また鞄の中から鞄を出すという芸当を披露しますよ。
しかも今度は日中にやる予定、乞うご期待。
さて、荷物のほうはこれでOK。
あとは私自身の問題――ということで、

髪を切ります。
前回の東京出張編は紳士帽子を着用していましたが、今回は帽子なし。
そのため少しでも清潔感を出すため、短くカットしてもらいます。
清潔感は人と会う際に装備する最低限だけど最強の武器ですからね。

これでオールオッケーと言いたいところですが、身体的な問題がまだ残っています。
そう、皆さんも気になっているであろう――

体重です。
自堕落な食生活によりダンゴムシ化してしまったマイボディ。
これに対して私は虫専用ダイエットであるイナザップを決行。
158センチの身長に見合うよう、なんとか50~52キロを目指して頑張りました。
ちなみに、「55キロくらいのほうが健康的でいいよ!」という方、それは筋肉と脂肪のバランスが取れている人に言ってあげて。
私の体は筋肉2の脂肪8だから。
「だったら食事制限するより筋トレしたほうがよかったんじゃね?」とか思ってる初心者若葉ちゃんパーリーピーポーは黙ってろ。
筋肉をつけるっていうのは簡単じゃないんですよ。
短期間でつけるとなると適切な食事と、本格的なブートキャンプで生死の境を彷徨うことになるんですよ。
第1回ナマケモノ選手権があったら優勝を狙えそうなこの私が耐えられるわけないだろ、黙ってろ。
気を取り直して、イナザップによってどれほどの体重変化があったのか見てみましょう。
いざ、結果発表です!

以前これだけあった体重ははたして――

イエス、イエス、イェエエエエエスッ!!!!!
アイム、イナゴ! ノット、ダンゴムシ!!
どうですかこの体重、軽やかに宙を翔けること間違いなしのベストウェイト。
しかし何度も言いますが、イナザップは虫専用ですからね。
人間の方が真似してどうなるかは一切責任負いませんから。
その証拠にアルザップの発案者であるアルチさんはイナザップに対して、

このように申されておりますからね。
いかにイナザップが体に悪い方法か分かりますよね、よい子は決して真似しないように。
◆

とはいえ、適正体重を手に入れたので次の問題、服を買いに行きます。
いやいや、服装って大事ですからね。
もちろん今回の横浜には外出用の一張羅を出す予定でいましたが、痩せちゃったもんサイズ合わないよ(にこやか)。
しかしながら私と言えばセミコーデ、ちょっと独創的なファッションセンスをリアルでも発揮してしまう可能性があります。
そのためよくイベントなどに参加している知り合いに、「リア充の無難な感じの服装ってどんなの? 教えてリア充」と聞いてから服を買うことに。
すると数分後、「装飾控えめで白と黒で合わせれば、ブサイクでもとりあえずは見れる」という返信がきたので忠犬のように従った次第です。

こうしてオフ会の準備は全て整いました。
次回いよいよ出発、まず目指すは京都駅。
じつはやりたいことがあるので、少々早めに出ますよ。
しかし、到着早々に私はある事をやらかします。