第47話:オフ会参加録⑰「勇者の横暴」

前回のあらすじ。
ダイプーさんが獣耳を勧めてきました。
◆

獣耳、ないわー。
お金の無駄だからやめたほうがいいですよ。
もれなくアルチさんにまたディスられちゃいますよ。
しかも今度はダイプーさんも確実に巻き込まれる、そのへんよく考えて行動したほうがいいですって。

ダイプーさん?
買う流れじゃなかったですよね。
手に持ってる商品を戻しに行く流れでしたよね。

ダイプーさん??
勝手に「袋いらない」って言わないでくださいよ。
それを渡されるであろう私は欲しいですよ。
まさか買ってすぐ私の頭に着けるとか言いませんよね?
そんなまさか、ドラクエの武器屋じゃあるまいし。
「ここで装備していくか?」 >「はい」とかないですよね?

着けられました。
これが中華街で密かに起きていた事件、勇者ダイプーの横暴です。

獣耳姿で中華街を歩くことになりました、イナゴです。
奢ってもらったとはいえ、恥ずかしいですよこれは。
しかもですね、私の髪質と短さが相まって、上手く着いてないんですよね。
なんていうか、へたってる。
これはダイプーさんミスチョイスですよ。
一方で、

私が買ったこの扇子はいい味出してますね。
中華服に大きい扇子とか、肉まんにカラシくらいのレベルで合ってる。
しかしながらこの扇子をバッと格好よく広げることが出来ないイナゴ。
店員さんやオフ会メンバーは上手に音を立てて広げるのに、購入者である私だけが出来ない。
いったいなぜなのか、手首の老化が進んでいるのか。
◆
武器屋で買い物後、二手に分かれていたメンバーが再び合流。
その際に、

やっぱりアルチさんにディスられましたね。
いや、そんな別に振り回してませんよ。
そんな決して、子供みたいにはしゃいでたわけじゃないですよ。
やめてくださいアルチさん、私はブログからは想像も出来ないほどクールで落ち着いた大人だったでしょう?
◆

合流後は道でたむろっても仕方ないということで、とある喫茶店にて一休み。
各々自由に品を決めて注文していったわけですが、

私は合流メンバーの1人であるコンさんとビールをキメてました。
こちら「チンタオビール」という中国ブランドのもので、とても飲みやすい一品。
光の戦士が喫茶店に入るということで、皆さんキラキラしたお茶会を想像したかもしれませんが、

なんかすいません、こんなんですいません。
いや、普通に喫茶店らしい物を頼んでいる方もいましたよ。
そんな全員揃って山賊みたく酒を飲んでたわけじゃないですからね。
中には皆さんが想像するような、優雅なティータイムを繰り広げた光の戦士もいますからね。
一部を見てこのオフ会メンバーに絶望しないように。
あくまで私とコンさんは、昼間からビールをキメましたよって話。

いやぁ、美味しかったですよね。
私なんかは本当に久々のアルコールだったので、より美味しく感じたのかもしれません。
そんなほろ酔い気分の中、

合流メンバーの1人であるおかん(リーリーさん)に、スケッチブックを見せてもらえました。
当ブログにて何度も出演&紹介しているこの方は、フレンド間で絵描きとして有名な光の戦士。
かくいう私も何度もお世話になっており、操作キャラであるイフや、リテイナーキャラのアンバーツヴァイを描いてもらったことがあります。


そんな方のスケッチブックには何があるのかというと、

数多の作品がそのままの姿で保存されていました。
そう――おかんはデジタルではなく、アナログの絵描き。
ゆえにそのスケッチブックには、その人の創作の歴史が刻まれていました。
それはまさに、持ち運べる美術館。
大変貴重なものを見せていただき、本当にありがとうございました。
◆

喫茶店で一休みした後は、FINAL FANTASY XIV Orchestra Concert 2019に参加する組と、参加しない組に分かれて行動。
といっても参加する組がほとんで、参加しない組だったのはダイプーさん、おかん、コンさん、私の4人だけでした。
まさかのライトパーティ編成ですが、この人数でも「横浜観光 チュウカ・ガイ」は余裕なはず。
むしろ大人数でない分、スマートに動けるかもしれません。
ではでは、どこへ行きましょうか――と言いたいところですが、

行先はすでに決まっていました。
このタイミングでなぜカチューシャなのか?
はたして中華街で買うべき物なのか?
その謎は来週の記事で明らかになります。