第8話:振り返ることもなく+告知

前回のあらすじ。
二代目FCマスターからの言葉に絶望する私。
しかし、歩みを止めることはないのでした。
◆
新たなスタート! そんな気概で歩き出した私はとあるFCへの加入申請を出します。

FCの名はEgo vivo in Eorzea、通称EVE。
それはかつてのサスタシャ村で結成され、「皆で楽しくこの世界で生きて行く」をモットーに活動しているFC。
もう1度サスタシャ村の頃のような思い出を――そんな願いとともに踏み出した一歩。
EVEのマスターことアミティーさんからは、「皆と話し合って決めますね。結果は後日報告するので、しばしお待ちを」と返事をいただきました。
◆
アミティーさんからの連絡を待つ間に、再び二代目マスターからメッセージが届きます。
それは先日告げられた出戻り禁止令の詳細でした。
「実はこのFCを解散することが決まり、イフさんが戻ってこようとしても戻れなくなるからあんなふうに言いました。決してイフさんがいらないというわけじゃないですよ。私も落ち込んでいて連絡するのが遅れました。ごめんなさい」
「あの言い方では変に誤解してるかも!」と告げれた真実。
そうして知る、FCの終焉。
なるほど、そういう理由でしたか。
「ばっちり誤解しましたー」
マスターの言葉にいつもの調子でそう返す私。
いやぁ、でも良かった!
「FCを解散することになったから、どのみち戻ってきてもしょうがないんだよー」ってことですね。
はじめからそう言ってくれれば、あんな醜態をツーちゃんに見られることもなかったのに。
まったく、二代目マスターってば言葉足りなさ過ぎですよ!

なんて、穏やかに信じると思いましたか?
本当は見限っているのでしょう?
だから出戻り禁止令を告げた際に詳細を言わなかったのでしょう?
仮に二代目マスターは見限っていないにしても、メンバーの誰かが見限っているのでしょう??
ここにきて人間不信に陥る私。
なにがなんでも「自分は見限られた」と信じ込み、二代目マスターの言葉を聞き流してしまいます。
その後、「数日後にFCメンバー全員で最後のSSを撮影しようと思うんだけど、どうですか?」と誘われたため、これに参加。
しかしその参加理由は、私を除くFCメンバーの集合SSを撮影するため。
それゆえ現場では、「イフさんもおいで」と言われるまで壇上に上がっていません。
くわえてFCが解散するというのに、1人だけEVEへ逃れることに何の躊躇もありませんでした。
「見限られた私は自分のことを考えねば!」と強く思っていたからです。
もう、かつての仲間は頼れない。
手を引いてもらうなんてもちろん、相談に乗ってもらうのもおこがましい。
今後なんらかの形で一緒に遊ぶことはあるかもしれないけれど、一緒に歩むことは決してない。
だって、自分は見限られているんだから!
そんな勘違いとともに私はエオルゼアを生きていくのでした。
◆
話はごろっと変わるのですが!
4月16日の夜、中央森林のバノック練兵所にて行われた詩人講座に参加してきました。

続々と集う冒険者達。

教鞭を執るルーシー先生。

何の打ち合わせもなしに私を指名する司会者。

ガッチガチに緊張しながらも皆さんの前に立って話しますが、

皆さんからは見えないLSで飛んでくる野次!
またきちんと記事にしようと思いますが、この場で告知しておきます!

その、今の更新ペースだと本当にいつ書けるか分からないので。