番外編:セミコーデその②「セレブマダム(だらしない)」


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 前回のあらすじ。

 セミコーデ第1回目はヒオウさんのコーデでした。

 かっこいいガンマン()の要望に答えて仕上げたところ、ヒオウさんと私は近しいセンスなのではという結論に至ったのですが、本人はものすごく嫌な顔をして否定するのでした。

 分かり合えないって悲しい。



 今回で2回目となりますセミコーデのコーナーです。

 しかしその前に、前回のコーデをツイッターで呟いたところこんな意見がありまして。

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 さらにエオルゼアでも「無難だったね」と指摘を受けました。

「無難」それは良くもなく悪くもないという評価。

 そう、あのコーデは決して悪くはなかったらしいのです。

 しかし、しかし、この心に湧き上がる敗北感はなんでしょうか。

「無難だったね」、「イフさんらしくない」、「セミの、いや攻めが足りない」

 決して悪くはなかった。

 でも、それならどうして、こんなにも悔しいのでしょうか。

 その答えはすぐに出ました。

 あのコーデは本当の私のコーデじゃなかったからです。

 私はヒオウさんのことを思うばかりに、無意識下で自分にブレーキをかけていました。

「自分ならこうするけれど、ヒオウさんが着るものだから……」、そんな理性が私の中で働いていたのです。

 これじゃあ駄目ですよね。

 私は希望者のことを思いつつも、やり方を曲げてはいけませんでした。

 たとえばそれは、人間に寄生するフェイスハガーのように。

 たとえばそれは、ジョナサンの体を乗っ取ったDIOのように。

 セミコーデなのに私の趣向が反映されていない装備なんて、タマゴのないオムライス、ただのチキンライスです。

 そんなわけでこれからは、

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 リミッターカットしていきます!



 前振りが長くなりましたが、今回のセミコーデ生贄希望者はこちら。

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 アミティーさんです。

 当サイトではEVEのマスターとして、ご本人出演されているミコッテさんですね。

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 ここでばっちりコーデを決めれば私の評価もうなぎのぼり。

 もしかしたら夏ボーナスとして30万ギルくらいもらえるかもしれません。

 ちなみにアミティーさんですが、




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 最近になってエタバンされました。

 エタバンとはエターナルバンドの略で、他プレイヤーと久遠の絆を誓い合うイベントのことです。

 とても特別なもので、祝福のセレモニーや専用のムービーが流れ、雰囲気的には結婚式といった感じになります。

 となると今のアミティーさんは新妻さんですね。

 旦那さんにこの件を説明しているかどうかで今後の生活が大きく変わりそうですが、大丈夫なんでしょうか。

 エタバン早々、セミ色に染められる新妻さんですよ?

 そそるね!

 そんなアミティーさんのコーデ依頼はこちら。

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 なるほど、ちょっと気の抜ける装備ってことでしょうか。

 エタバンしてこれまで以上にお洒落を心掛けなきゃいけない中、それでも家の中でくらいはラフな格好でいたいですよね。

 分かります、分かりますとも。

 しかし、だらしなさ過ぎてもいけませんね。

 家ということは旦那さんの目もありますから、一定のラインを超えないものにしなければなりません。

「だらしない、けどしっかりしている」、この矛盾めいたバランスをどう保つかがポイントになりそうです。




 そんなこんな情報を聞いていると、アミティーさんじつは今の家着があるそうで、それを見せてくれるとのこと。

 ここハウスの中じゃないですけど、おもいっきり外なんですけど、着替えて大丈夫なんですかね。

 普段お洒落な分、家着が残念というのはよくある話です。

「働いたら負け」って文字の書いたシャツにパンツの組み合わせだってありえるのです。




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 ありえませんでした。

 家着? これが家着?

 そんな馬鹿な、渋谷あたりを歩けそうな服装です。

 私がポイントとした「矛盾めいたバランス」が微塵もありません。

「しっかりしてしっかりしている」という完璧な格好です。

 いや――

 いや、もしかしたら嘘をついているのではないでしょうか。

 こんなお洒落な家着あるはずがありません。

 もしかしたら、「ちょっとからかってやろうw」という魂胆なのでは。

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 なんか当たり前のように「うん」とか言われました、悔しいです。

 たぶん心の中では、「私レベルだとこれくらい普通だけど、イフさんはセミなの?w」とか思ってるのでしょう。

 認めません。

 それが家着や普段着だなんて認めませんよ、断じて。

 こうなったら骨の髄まで教え込んでやりましょう。

 本当の家着がなんであるかをねっ!!  



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 レッツマーケット。

 ヒオウさんの時とは違ってレベルにこだわらず買っていきます。

 今回のコーデ依頼は「家着」ですが、驚いたことに依頼主が家着のなんたるかを理解していません。

 それを教えるためにも先に述べたポイント、「だらしない、けどしっかりしている」という装備を選んでいきます。

 さらにそこに奥様要素であるセレブ感と、アミティーさんらしさ足せば言うことなしです。

 式的には「だらしなさ+しっかり+セレブ+方向音痴ミコッテ」です。

 安心してください、小学生の頃から引き算よりも足し算が得意でしたからね私は。

 このお洒落算数、見事に解いてみせますよ。




 そんなこんなでコーデ装備が完成。

 今回は相手がミコッテということでヒューランと頭身が同じくらいのため、自分で着ながら最終調整しました。

 それでは今回もビフォーアフターでご覧ください。

 コーデタイトルは名付けて「セレブマダム(だらしない)」です!


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 如何でしょうか。

 高級感の中に漂うだらしなさとセレブ感。

 けれど目線を変えると見えてくる、しっかりした装飾の数々。

 それでは1つずつ解説させていただきますね。




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 まずは頭装備のメガネ、エレガント・リムレスグラス

「しっかり」をこれ以上ないほどに強調する、真面目メガネです。

 若者が下心丸出しでつけているお洒落メガネではなく、インテリさを全面に押し出したものを着用することで「出来る女」になっています。




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 それに加えて落ち着いた首飾り、アルドゴートチョーカー

 家にいる時でも最低限のお洒落は忘れない、そんな新妻らしさが出ています。



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 ところがここで番狂わせの胴装備、ホーリーレインボー・レンジャーシャツ

 お洒落とチャラさが両立するアクセサリー、大きく開いた前面、番組のADさながらに巻きつけた腰元の衣類。
 
 首から上のしっかり感を台無しにする、だらしない服装。

 しかし、これぞ家着!

 この朝起きて「今日はだるいからこれで」と寝ぼけながら着替えた感。

 服のボタンを留めるのもわずらわしい、けれどなんかお洒落しないと旦那がうるさい。

 そんな心情を雄弁に語る、

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 3つの装飾!!

 アクセサリーのダブル掛け、なんか重たそうな金色の塊、方向音痴のたしなみであるコンパス(今回のは豪華仕様なので通称マダムコンパス)。


 だらしなさを漂わせつつも、ぎりぎりのお洒落とセレブ感を演出し、さらにアミティーさんらしさを含む贅沢な一品です。

「家着なんだからコンパスはいらない」と思われるかもしれませんが、急な用事に備えて装着しているとしたらどうでしょう?

 万が一に常に備え、即座に対応出来る――そんな女性はかっこいいですよね、かっこいいんです!

 まぁ、コンパス1つでアミティーさんの方向音痴が補えるかは怪しいですけども。




 さて、ここまでなんとかお洒落に食いついてきたわけですが、その気力もいよいよ限界。

「だっるい、今日もう家から出ない」とミッキーマウスのTシャツに袖を通すお父さんのように、下半身のお洒落度は急降下します。

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 その第一を担うのが脚装備であるアーティザンキュロット

 まさかの半ズボン。

 マダムにあるまじき半ズボンです。

 そして極めつけは、




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 裸足in靴の足装備、フォリジャーシューズ

 ぺろーんとなっている脛部分が、慌てて履いた感を演出していますね。

 突然の用事でとりあえず履くも、帰ったら即脱いでベッドにごろんするから靴下は無しなわけです。

 これぞ、家着!!

 上着と対を成す今回の装備の要です。
 
 そんなことを熱く語っていたら、




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 こんなことを言われました。




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 セミ、マジ切れです。

 なにも分かっちゃいない。

 長くなるので当時は語りませんでしたが、この靴から1つのストーリーが始まると言っても過言ではないんです。

 それほどにこの「素足in靴」は意味ある装備なのです。

 石田純一がやっていたこのファッションは蔑ろにできないのです。
 



 たとえば、そうですね。

 家で寛いでいたアミティーさんがちょっとした用事で外出するとしましょう。

 するとアミティーさん、「ちょっとだから靴下はいいや」と素足のまま靴を履いて出るわけです。

 しかし、思いのほか用事が長引いてしまい、けっこうな距離を歩くことに。

 疲労困憊で帰ってきて、靴を脱いでベッドにごろんしたアミティーさんはそこで気付くわけです。

「靴擦れが痛い!」、と。

 そうして涙ぐんでるところに旦那さんが登場し、優しく手当てしてくれてハッピーエンド。

 どうですか、素足in靴から始まる物語ですよ。

 これがサンダルだったら、「近所のおばちゃんの散歩」で終わりですよ? いいんですかそれで。

 いいんですかそれでっ!!



 
 さて、ここまで紹介して「下がだらけ過ぎでは?」と思った方もおられると思います。

 実際アミティーさんにも、

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 このような評価をもらってしまいました。

 そうですね、たしかにちょっと比率が傾いているように思えますね。

 でもご安心ください、それを元に戻す画期的な装備があるんです。

 それがこちら、




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 宝石が埋め込まれた超お洒落腕装備、ボアリングバンド(ファイア)

 大きいうえに熱を持っているかのようなレッド・ジューエル!

 しかもただ手の甲についているのではなく、手首と薬指を繋ぐ意味深な掛け方!

 先の「だらしなさ」を拭って余りある、「セレブ」と「お洒落」の要がここにあります。

 それを聞いたアミティーさんは、

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 感嘆の声を上げていました!!(たぶん)

 以上で今回のコーデ紹介は終了。

 さて、気になる最終評価はというと、




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 なんと普段着に採用されました。

 やりましたよ、今回のコーデは大成功です。

 セミでもやれば出来るってことを証明出来た気がします。



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 途中なんかすごい心臓を抉るようなこと聞かれたけど気にしない。

 いや、たしかにはっちゃけ過ぎた感ありますけどね、リミッターカットだから大目に見てもらいましょう。

 しかし、本当にいいのでしょうか。

 アミティーさんは優しい人なので、無理をしていないか少し心配です。 

 本当の本当にそれを普段着にして大丈夫なのでしょうか?




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 大丈夫なようです。

 最後の「笑えるね!」に芸人魂を感じずにはいられませんが、宣言したからには有限実行していただきましょう。

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