第6話:戦力よりも魅力

少し前、ツイッターにてとあるDMが届きました。
差出人はエオルゼアでもFGOでもフレンドのSラさん。
その内容はというと――

☆5サーヴァントのイシュタルを手に入れた自慢でした。
しかし、そこは寛大で大人な私。
「よかったね、おめでとう!」と祝いの言葉をかけておきました。

嘘です。
◆

久しぶりのFGO記事ですね。
あれから当カルデアではジャンヌ・オルタが大活躍。
現れる敵を刺しては焼いて刺しては焼いての日々。
それに伴い他のサーヴァント達もレベルアップ。
さらに約1ヶ月半前のガチャにて、


新たな☆4サーヴァントの召喚に成功。
おかげでイベントでは限定サーヴァントを難なく手に入れられるほどになりました。

もはや2ヶ月前の貧弱さが嘘のような戦力状況。
もうなにも怖くない、バーサーカーだって怖くない。
とはいえ、常に勝利しているかといえばそんなことはありません。
へっぽこなマスターによる操作ミス、クラス相性の勘違いは未だ健在。
さらに高難易度のクエストとなると令呪の使用、または撤退を選択することも。
でも、それでいい。
もともと「最強のサーヴァント軍団」を作りたくて始めたわけでもありませんしね。
重要なのは輝かしい勝利よりも、好きなサーヴァントと戦えているか。
それが当カルデアらしさです。
◆

少し前にFGOでは新たな物語、「第七特異点 絶対魔獣戦線バビロニア」が開幕。
それに伴ってガチャに、バビロニアピックアップ召喚なるものが登場しました。
しかし、あまり興味がない私。
ガチャ画面に表示されているギルガメッシュ(キャスター)と、エルキドゥはたしかに魅力的。
でも、苦労して貯めた呼符や聖晶石を使うほどかというとそうでもない。
カレーの具材でいうとトウモロコシとほうれん草のポジションです。
そのため今回はスルーしようと思っていたのですが、ツイッターにて気になる情報を私は入手してしまいます。
それは、鎌を持った少女のサーヴァントがいるというもの。
ちなみにクラスはランサー。
気になる。
それはとても気になる。
でもまぁ、当カルデアにはすでにランサークラスいますしね。
エリザベートとか、クー・フーリンとか、ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタなんとかとか。
だから戦力的にはまわさなくていいんですよね。
でもとりあえず気になったので、画像だけ見ておくことに。
まぁ「あー、こんなのね」みたいなリアクションで終わるんでしょうけど。
知らないままっていうのも寝覚めが悪いですからね。
ちょっと見て満足したら曜日クエストでも――

欲しい。
◆

そんなわけでやってきました。
FGOの魔沼、ガチャです。
しかしながら今回は聖晶石十分。
呼符も20枚以上あります。
これなら宝具(課金)を使うまでもありません。
早々に先のランサーを入手し、種火パーティーとしゃれ込みましょう。
くらえっ!!

呼符をいっきに10枚使い、擬似的な10連ガチャを行うイナゴの必殺技である。










駄目でした。
最近モブサイコ100を見たのでそれっぽいことをやってみたのですが、全然通用しませんでした。
ていうか最後のサーヴァントなんですか?

なんかドヤ顔で「ジェロニモ」とか言ってますけど。
私「ジェロニモ」って聞いてもキン肉マンしか出てこないです。
ていうか、えっ、キャスター(魔術師)?
どう見ても体育系でしょうよ。
キャスターの要素が見当たらないんですけど。
その肉体美で半裸で刃物持って微笑みながらキャスターって、アンリマユ級のジョークかましにきてるとしか思えないですけど!
そんなサーヴァントの「キャスターだよ」発言を信じるくらいなら、筋肉モリモリマッチョマンの「娘が攫われた、あの男が唯一の手掛かりなんだ」っていうほうを信じる。
◆
呼符10枚使って出ないとか計算外です。
備蓄はまだまだありますが、引き際を見誤ると大変なことになります(おもに私の財布の中が)。
しかし、どうにかして呼符で出したいところ。
となれば使うしかありません。
巷で噂のあの技を。
くらえっ!!

ピックアップガチャをまわすと見せかけながらフレンドガチャをまわし、システムを混乱させるイナゴの必殺技である。



フォウくんが出た、このタイミング!
今だ――!

この方法は、フレンドガチャでフォウくんが出たのを合図に本命のガチャをまわすというもの。
そうするとレア度の高いサーヴァントが呼べるとか呼べないとか。
でもこれで狙いますよ、ランサーの猫耳鎌少女!
はたしてその結果は、奇跡は――

起こりますとも、だって私は幸運のイナゴ。
それは疑うまでもなく、必然のように。

さぁ、来い!
ランサーの、ランサーの!!

おっさん!!!
◆
必殺技を2つとも破られるとか予想外です。
悔しいですが1度撤退。
今の状況でガチャをまわすのは危険と判断しました。
それからしばらく、私はFGOのストーリーを進めることに没頭。
なんでも2016年の年末あたりに特別なイベントがくるそうで、その最低条件を満たすべく頑張ります。
そうこうしているうちにガチャへの熱は冷め、気がつけば戦闘に明け暮れる日々。
進むにつれて難易度は増していきますが、現有戦力でなんとかクリアしていきます。
そんな中で、しかし私はまたもツイッターにて心揺さぶられる情報を得てしまいます。
それはガチャの新たなまわし方。
聖杯戦争では当たり前の、しかしFGOでは異例の英霊召喚術でした。
その方法というのが、

触媒を用いたガチャ。
これは盲点でした。
備蓄にものを言わせたガチャや、おまじないにも等しいガチャでは出ない。
特定のサーヴァントを得るためには、相応の準備が必要だったわけです。
私としたことがすっかり忘れていました。
奇跡はそんなに安くないってことを。
ちなみにこのフォロワーさんはこの後、超レアサーヴァントをゲットされます。

イナゴ、試さずにはいられない心境です。
◆
「さっそく準備!」と意気込んだ私でしたが、非情な現実に直面します。
なんと、我が家には触媒になりそうなものが1つもなかったのです。
私が狙うのは先のランサーこと猫耳鎌少女ですが、ペットに猫はおらず、そんな大きな鎌はなく、少女もいないという現状。
「こうなったらAmazonで触媒を購入するしか!」とも思いましたが、「そのお金で聖晶石を買ったほうがいいのでは?」という結論に至ってしまいます。
もはやここまで。
触媒がないのでは英霊召喚なんて夢のまた夢。
せめてなにか1つ、なにか1つでもあれば希望が持てるのに。
しかし、項垂れた私はあることを閃きます。
それは、
「触媒がないなら、触媒を作ればいい」
我ながらナイスな発想です。
そうと決まれば善は急げ。
さっそく触媒作りに取り掛かります。


出来ました。
誰がどうみても召喚陣です。
これはいい触媒になりますよ、間違いない。
◆
いざ、リベンジの時。
これが今年最後のガチャになるかもしれません。
となれば、今度こそおこしてみせますよ。
幸運のイナゴの奇跡ってやつをね。
ちなみにガチャのまわし方は、先の召喚陣の上にiPhoneを置いて呼符を1枚使用するという方法を用います。
しかしそれで出なかった場合は、1回だけ聖晶石30個を使っての10連を行います。
以上を試して手に入らなければ断念。
先にも書いていますが、引き際は大事です。
それでは始めましょう、召喚の儀をっ!!







さぁ、応じよ。
祈りを聞き、示してみせよ。
今年最後の当カルデアの奇跡をっ!
はたして――



これが、これが幸運のイナゴの力です!!
やりました、呼符12枚目にして召喚成功。
間違いなく目的のサーヴァント。
約10分かけて用意した禁忌の触媒が役に立ちました。
皆さんも是非お試しください!
◆
PS:この後、調子にのって聖唱石の10連やったら惨敗しました。
当サイトでは今回使用した触媒を無料配布いたします。
ただし、なにが起きようと一切責任は負いません。
用法を守り、あくまでも自己責任でお願いしますね。

これが大イナゴの力‼
生け贄での召喚?おめでとう🎉
良かったね。
さすがイナゴの本気は違うね。
幸運のイナゴが広まると駆除されるかも知れないので大イナゴと呼ばせてもらいまっす。はーと(棒読み
Re: これが大イナゴの力‼
ありがとうございます!
なんかすごい運使った気がしますけど、結果オーライですよねw
な、なんで駆逐されるんですかっ。大イナゴのほうがなんか駆逐されそうなんで幸運でお願いします!!
ReRe:これが大イナゴの力‼
幸運のイナゴの方がいいんですか・・・
仕方がないなぁ~
では、ラッキー・イナゴさんで❕
Re: ReRe:これが大イナゴの力‼
ラッキー・イナゴいいですね! 今後はそれでいきましょうw