第4話:素晴らしきバルバル


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 前回のあらすじ。

 伊丹空港から羽田空港を経由し、十勝帯広空港に到着しました。



 飛行機を降りた私は荷物を受け取り、空港の出口へと向かいます。

 その前で私を迎えてくれた人物がいました。






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 今回行動を共にする知り合いのミーさん(仮名)と、アイさん(仮名)です。



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 そうです、私が旅の目的地を北海道の十勝に選んだ理由はこれです。

 実はここに知り合いが住んでいまして、北海道に行くと連絡したところ、「来たら面倒みてあげるよー」という話に。



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 そんなわけで甘えることにした次第。

 これで十勝での移動手段はもちろんのこと、衣食住のすべてが保障されました。

 もうなにも怖くない、かかってこい北海道。

 どんな悪天候だろうと、この2人が用意してくれる防寒具があれば隙なしです。

 もっとも、靴以外は自分で揃えましたけどね。

 さすがに靴はあの、長靴が1番適しているのは分かるんですけど、それで空港を歩くのはちょっとね。

「見たら分かる田舎者」は避けたかったので、現地で用意してもらいました。

 といっても、積雪が少なかったので空港では着替えたり、靴を履き替えたりはしていません。

 北海道は悪天候と聞いていましたが、十勝は大丈夫だったようで一安心です。



 世間話もほどほどに、「晩御飯を食べに行こう!」ということで空港を出ることに。

 しかし、

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 外に出た瞬間、北海道の極寒を味わう私。

 コートの首元を無意識に手で閉めたのは人生初です。

 私の地元も相当な田舎なのですが、違う、寒さのレベルが違う。

 北海道のは桁が――いや、格が数段上です。

 なんというか、冷気が鋭い。

 吹く風は肌を刺すなんてものじゃなく、斬りつけてきてます。

 端的に言うと、人を殺せる風です。



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 表示されている気温を見て納得しました。

 そりゃあ「殺される」って思うわけです。

 地元では-4℃でも大騒ぎですからね、「水道管が凍るー!」とか言って。



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 もうそんな話じゃないもん。

 水道管どころか家そのものを心配するもん。

 これ古い家屋に住んでる人とか、暖房壊れた人とか大丈夫なの?

 夜寝て朝死んだりしないの?



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 そんな凍える私を見て楽しそうなミーさん。

 いや、笑い事じゃないんですけども。

 歯のカチカチが止まらないんですけども。

 あのねミーさん、私エオルゼアではイナゴって呼ばれてるんですよ。

 イナゴはね、越冬しないんですよ。

 つまりここの気温は私に適していないわけです!


「じゃあなんでこの季節に北海道来行ったの?」って話なんですが、すいません、ごめんなさい、なめてました。

 田舎暮らしだからちょっと寒いくらい平気――とか思ってた私が甘かったです。



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 下手すると死にます。



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 そう微笑んだアイさんの車に乗り込み、晩御飯を食べに出発。

 しかし、こだわりの店とはどういう意味なのでしょう。

 料理になにかしらのこだわりがあるのか、それとも店員の装いにこだわりがあるのか。

 あれこれ考えますが、どうにもピンときません。

 はたしてどこに連れて行ってもらえるのでしょうか。



 凍った道路を走ることしばらく、車は街中へと入りました。
 
 極寒だというのに通りには人の姿がちらほら。

 しかも、私と大差ない装いで歩いている人もいます。

 この寒さに順応しているのでしょうか、さすがは北海道民です。 



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 そう言ってアイさんは、車をコインパーキングへ。

 なんでも目的のお店には駐車場がないのだとか。

 いや、それはいいんですけど、







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 コインパーキングってこんな白かったっけ?







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 なんか荒れたスケートリンクみたいになってるんですけど。

 白線どこっていうか、コンクリートどこ・・・。

 そんな動揺する私に、車から降りた2人は言いました。



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 あ、はい。

 もう納得するしかありませんね。



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 冬の北海道ではよくあること。



 2人に案内されながら街中を歩いて移動。

 あちこちに飲食店が並んでおり、なかなか活気があります。
 
 それはいいんですけど、







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 歩道おかしくない?

 いやね、予想はしてましたよ。
 
 さっきのコインパーキングを見た時から、歩道も凍ってるって。

 絶対転ばないようにしなきゃって。

 でも違う、凍ってるだけじゃない。

 盛り上がってるの。

 モコォって盛り上がってるところがあるの。

 イナゴ分からない、どうしたらこうなるのか分からない。
 
 普通に凍っているだけなら大丈夫なんですよ。

 滑りながらも体勢を維持することは可能なんですよ。

 けれど、盛り上がっている所はそうはいかない。
 
 普通に足を取られそうになる。

 歩道を歩いているのに靴底に伝わる感触が山道、北海道おそるべしです。

 

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 油断してると死にます。

 

 そんな道をしばらく進み、お店に到着。  

 それがこちら、







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 FOOD BABY 農家バル。

 ミーさん曰く、「ここの料理に使われている食材は、様々な農家から取り寄せられたものなの。だから安心且つ新鮮なんだよー」とのこと。

 なるほど、こだわりの店です!

 中は意外に広く、シックな雰囲気。

 バーカウンターなどもあり、見ているだけで楽しい気分に。

 ですがあえて写真は載せない当サイト、是非とも1度足を運んで見てください。



 席につきドリンクを注文したところ、一緒にオードブルが運ばれてきました。

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 気品に溢れています。

 普段ろくなもの食べてないのでちょっとドキっとしてしまいました。

 そのお味は、



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 もれなく全部おいしい。

 特に驚いたのは玉葱。

 じつは私、玉葱嫌いなんですよ。

 カレーとかに入ってドロドロに溶けているようなのは好きなんですが、こういう形のある場合は苦手で避けちゃうんですよね。

 ですが、この玉葱は農家から取り寄せられた選ばれしもの。

 せっかくなので勇気を出して齧ってみたところ、絶品でした。

 私が嫌いな玉葱の匂い、食感はなく、やわらかくて甘い。

 これならいくらでも食べられそうです。



 オードブルからして最高でしたが、その後に運ばれてきた料理も素晴らしいものばかり。

 その内のいくつかを紹介しておきます。



 ニンニクの香りと歯応えが病みつきになる、



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 ガーリックトースト!



 大きいうえにやわらかくてジューシー、



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 藤田鶏のから揚げ!



 貝を食べた後は飲んで楽しめる、



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 アサリとムール貝の冷製白ワイン蒸し!


 そしてこの日のメインディッシュである、



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 黒毛和牛のステーキ!



 北海道の農家の味、ご馳走様でした!

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