第4話:冒険のはじまり
<これは2015年01月27日に投稿したものを再編集した記事です>

前回、エオルゼアの歩き方は人それぞれで違い、そのどれもが正解だと思うということを述べました。
では、私はどのように歩いたのか、 書いていこうと思います。
◆
グリダニアにたどり着き、少しばかりメインクエストやサブクエストを進めた後、私は戦闘を経験するため、モンスターのひしめく森へと足を運びました。

RPGはモンスターとの戦闘なしには語れません。
まずはそのシステムを把握しておかなければ、と思ったのです。

森にきた私はさっそく戦闘を開始しました。
初戦の相手は、スクウィレルに向けて放った攻撃が運悪く命中してしまったテントウムシみたいなやつ。
ターゲット指定もおぼつかない人間が弓を持ち歩いていいものかと若干思いましたが、「エオルゼアの世界は自由で寛大だから、きっと大丈夫!」と自分に言い聞かせます。
しかし、エオルゼアほど寛大ではないテントウムシみたいなやつは激オコです。
丸い体を精一杯活用して攻撃を繰り出してきます。
技名の名前はボンバディアというそうですが、どう見てもただの体当たり。
――ここで私は閃きました。
体当たりというのは、前方にいる敵に対して行う猪突猛進な攻撃。
即ち、

敵の攻撃を見定め、安置をとる。
これこそがエオルゼアを生き抜くための基本ではないか。
背後にまわった今、テントウムシみたいなやつの体当たりなど恐れるに足らず。
攻撃方法をヒップアタックにでも切り替えない限り、私にダメージを与えることは不可能。
ここからは一方的なショータイムです!
さぁ、お前の罪を数えろ!!

当たりました。
確実に背後をとっているはずなのに、当たりました。
どうやら敵の攻撃は、どこにいても当たる時は当たるようです。
なるほど、これがエオルゼアの世界――他のゲームで培った常識がまったく通じません。
スマブラだったらリアル乱闘に発展しかねない仕様です。
とはいえ、相手はしょせんレベル1のテントウムシみたいなやつ。
アブラムシみたいなのを食べているような輩に私が負けるはずもなく、あっさり経験値を入手。
しかし、初の勝利にも関わらず、何かが足りないと感じました。

「ひょっとしたら気のせいかも!」 そう思い、移動しながら何度か戦闘を繰り返す私。
結果、経験値を入手し、レベルがあがりました。
それ自体は嬉しいのだけど、やはり何かが足りない。

モンスターを倒しているわけだから、経験値が入るのは分かる。
でもRPGの戦闘で勝利したのならば、もう1つ手に入るものがあるはず。
それは、お金! マネーです!
RPGの戦闘とは経験値とお金が稼げるもの、というのが私の認識でした。
戦闘で得られる経験値とお金は2つで1つ。
風神雷神、夫と妻、サトシとピカチュウのような関係のはず。
ですが、先ほどから手に入るのは経験値のみ。
レストランでカレーを頼んだら、見事にルーしか出てこなかったかのようなこの衝撃。
けれど、認めなければなりません。
これもまた、エオルゼアの厳しい常識のようでした。
「金策を考えねば……」そう思いながら歩いていると、いきなりゴージャスな音楽が鳴り響き、画面にF.A.T.Eと表示されました。
F.A.T.Eとはフルアクティブタイムイベントの略だそうで、フィールド内に突如として発生する多人数参加型の戦闘のことであり、目的を達成すると活躍に応じて報酬が出るとのことでした。
これをやらない理由はない!
今回のF.A.T.E達成条件はジュバというモンスターの討伐。
テントウムシみたいなやつで鍛えた私の弓を見せる時がきました。

そうして弓を構え、指定された場所に向かった私が見たのは、

ビッグでプリティな黒いお尻でした。
大きいです。
このモンスターと同型のモンスターを周囲で確認していましたが、1匹だけサイズがおかしい。
突然変異とか、品種改良とか、そんなちゃちなもんじゃ断じてない! もっと恐ろしい第七霊災の片りんを味わいました。
というか出る作品間違ってますよ! こんなのジブリですよ、ナウシカですよ!
いざ目の当たりにして抱くのは、勝てるだろうかという不安。
しかし、逃げ出すわけにはいかない。
私はもう、冒険者なんだ!

そうして私は戦いを挑み、糸に巻かれながらも勝利することができました。
やった、このステージのボスを倒した!
そんな勘違いな感動を味わう中、私が手にしたF.A.T.Eの報酬は、多めの経験値と6ギルという小銭でした。

この世界は、想像以上に残酷だ……。
けれども私の冒険は、まだまだ始まったばかりです。
初戦
私(幻術開始)の冒険最初の戦いも中央森林の同じ場所です。
スキル(魔法)の使い方が判らず
幻術杖を使い、オートアタックでテントウムシをボコッてました。
(正確にはオートアタックで勝手に魔法が発動されると思っていた)
通りがかりのナイトが助けてくれ
覚えたてのエモで、お辞儀したら
手を振って応援してくれた記憶があります。
ミコさんもそうでしたか!
幻術(物理)だったわけですね、お察しいたします・・・。
良いナイトさんですね。
初心者の頃って孤独感もあって、本当に何気ない熟練者さんの行動がありがたいですよねw